介護士のメンタルケア！ストレス解消法を実践

苦手な人とは積極的にコミュニケーションをとる

介護士のメンタルケアで実践したいストレス解消法のひとつが、苦手な相手との積極的なコミュニケーションです。苦手な人はできるだけ避けたくなるのが普通ですが、あえて近づいてみることで苦手が克服できることもあります。自分とは異なる考え方の先輩や同僚から仕事のことであれこれ言われてストレスを感じたら、まずは自分の考え方や受け取り方を調整してみましょう。相手の意図がどうであれ、仕事のアドバイスは自分にとって有益なアドバイスと冷静に受け止めるよう努力してみましょう。相手のことを苦手と感じるのは、日々のコミュニケーションが不足していることからきているだけの可能性もあります。これは無理矢理仲良くなる必要があるという意味ではなく、職業のプロとして必要なコミュニケーションは惜しまずにとる必要があるということです。仕事は仕事として割り切ってコミュニケーションをとることができれば、相手に対してそこまで苦手意識を感じなくなるかもしれません。

利用者から受けるストレスはどうするべきか

介護士の仕事で辛いのは、利用者から受けるストレスが少なくないことです。担当している利用者が心を開いてくれないと、不安や恐怖の気持ちが芽生えてしまうこともあります。認知機能が衰えてきた高齢者は、言葉の細かなニュアンスよりも雰囲気で相手の気持ちを感じ取る場合があります。その可能性を考慮して、苦手な利用者に接するときの自分の心境をふりかえってみましょう。もしかすると、苦手意識が表情や声のトーン、しぐさなどに出ているかもしれません。利用者との信頼関係を築くことが上手になれば、利用者から受けるストレスを軽減できます。

リラックスできる時間を作る

身体の疲れと心の疲れはリンクしているものなので、仕事で少し頑張りすぎたと思ったら十分なリラックスタイムをとるようにしましょう。時間とお金をかけなくても、バスタイムを少し長めにしたり、好きな音楽を聴きながらリラックスしたりと、生活の一部に好みのリラクゼーションを取り入れることができます。気持ちと体力に余裕があるならば、趣味に没頭したり外出でリフレッシュしたりするのもおすすめです。

職場のストレスチェックを有効活用する

従業員50人以上の事業者は、年に1回従業員のストレスチェックを実施することが義務づけられています。ストレスチェックの機会に職場のストレスについて全体で考え、対処法について話し合ってみましょう。ストレスチェックがない職場で働いている場合には、セルフチェックリストなどを活用して自分のストレスを客観的に評価してみることをおすすめします。